2019年10月25日10:00~12:00 宇部市総合福祉会館ボランティアセミナールームにて第44回長生炭鉱水没事故問題解決協議会が開催されました。
宇部市側の出席者は地域福祉・指導監査課長:吉武さん、教育委員会総務課:小林さん、まなびの森くすのき館長:岡田さん、広報広聴課:中野さん、水産振興課長:中村さん、観光グローバル推進課:浜野さん、常盤公園課:白井さん、財政課長:中村さんの合計8名。
一方「刻む会」は井上洋子共同代表をはじめ、運営委員4名と会員2名の計6名で開催されました。
この長生炭鉱水没事故問題解決協議会というのは、2010年2月1日、当時の久保健康福祉部長の「宇部市として具体的協力について、何ができるかを考えたい」との発言を契機に開催されました。翌2011年1月24日には久保田宇部市長と懇談した際にも「宇部市としてこの問題をどう向き合うか、また長生炭鉱の問題を宇部市の炭鉱の歴史と共に取り組んでいかなくてはならない」と発言されています。
すなわち、この協議会というのは、宇部市としてどのように取り組んでいくか考えるために、問題の解決に向けて活動している「刻む会」から協力して欲しい点を挙げて協議するという目的のものです。
そして、「刻む会」から協力事項として、①遺骨等の収集と返還、②追悼碑への協力、③ピーヤ等の保存、④追悼集会への協力、⑤市民への協力、⑥ピーヤに関する説明板の設置 等を提示してきました。
この間、⑥のピーヤに関する説明板の設置については、お互いの妥協点を見つけ、設置に至っていますが、この結論を見出すのにも何年もの歳月が費やされました。
毎回、協議に参加される職員の方々は、「上に伝えます」の域を越えず、「協議」というより、意見を聞く場にしかなっていない現状に、憤りを感じます。
宇部市としてもう少し積極的な議論をしてくださることを今後期待します。