第一部は、長生炭鉱追悼ひろばにて、開催されました。
時折、小雨が降る中での開催でしたが、無事最後まで開催することができました。
今年は、韓国からご遺族が来日できないという初めての状況の中、開催しました。
最初に在日のご遺族であるハルナユさんが長生炭鉱水没事故の悲劇をテーマに作曲した「カヂマヨ」を生演奏してくださいました。
次に、駐広島大韓民国総領事の金宣杓総領事、在日本大韓民国民団 山口県地方本部の林源玉団長、在日本朝鮮人総連合会山口県本部の朴徹委員長からそれぞれご挨拶をいただいたのち、一緒にチェサ(韓国式法事)を行っていただきました。
また、来賓として、山口県、宇部市からもご参列のうえ、花束をお供えいただきました。
第二部では、韓国遺族会から送られたビデオメッセージの後、過去撮りためた証言映像で構成した証言ビデオを上映しました。
ご遺族も年々年をとられ、亡くなられたり病気になられたりしている中、この証言映像は貴重であり、長生炭鉱水没事故問題とは何かを改めて認識する一助となりました。
証言ビデオの後、「これからの展望」と題する内岡貞雄顧問の講演などを行いました。この間、私たちの活動で培ってきた成果を確認するとともに、今後の道筋を考える基礎となりました。
いろいろと大変な状況ではありますが、地道に活動を続け、遺骨収集に向けて、さらに進んでいくという決意を新たにすることができました。
今後とも皆さまご協力よろしくお願いいたします。