2024年9月2日(月)10時より、宇部緑橋教会にて記者会見を行いました。
8月26日付宇部市より回答書が届き、本日刻む会の声明文を発表しました。
資料
この坑口周辺平面略図は、長生炭鉱のポンプ技術者であり、事故後の収拾にも対応され、事故から40年後に炭鉱跡地に「殉難者の碑」を発起人として建立された地元の名士、井上正人さんが、1994年10月に彼を訪問した宇部市内の部落問題研究会の4人の生徒さん達に坑口付近を説明した時の図がもとになっています。その他、事故当時九死に一生を得た労働者の秋順徳(チュ スンドク)さんの証言、事故で父親と叔父を亡くし、事故後長生炭鉱で働いていた遺族の權栄吉(クォン ヨンギル)さん、当時小学校4年生だった遺族の全錫虎(チョン ソッコ)さんからの聞き書き、当時そこで遊んだことのある地元の方の話し等、参照して補強作成したものです。
その上で、2015年10月には、「九州日商興業」に依頼して、地下空洞電気探索調査を3日間かけて実施しました。私たちが証言等から、山の神階段から約20m海側にあると推測した坑口は、この電気探索調査によって、約4m下に斜坑15度で坑道が(空洞)あることが科学的に確認、裏付けされました。経費は約100万円かかりました。
以上の結果、坑口は現存する山の神階段から20mに地点にあります。別に図面で説明する隣接所有者の境界 から7m離れており明らかに市に帰属する土地の中にあります。
「海岸道路地図(宇部市水産振興課提供)と法務局より入手の土地所在図を元に作成した図面」は水産振興課から提供された海岸沿いの道路の図面に法務局にある「土地所在図」の縮尺から計算して「刻む会」が作成した図面。坑口の場所は実測して記載。
なお、平成10年(1998年)3月16日、1465番6は1465番31に地番変更(登記簿謄本より)
記者会見の様子については、こちら