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潜水調査を実施しました

10月29日は岸のピーヤの内部調査、10月30日は坑口からの調査が行われました。

 

10月29日、台風の影響もあるのか、海は波が高く、伊左治さんとアシスタントの戸田さんはピーヤまで泳いで行かれるとのことで、とても心配しましたが、難なくピーヤにたどり着き、梯子を上り、調査を開始してくださいました。

 

97年の調査ではこの岸のピーヤから坑木を引き上げたり、土を持ち帰ったりしたことから、期待がありましたが、伊左治さんの話では、沖のピーヤに比べ、水の濁りがひどく、視界がかなり悪かったのだそうです。

その上、20メートルくらいのところで鋼管が折り重なり、下に進めなくなってしまったということでした。

17年の歳月の中で何が起こったのでしょうか…。

 

10月30日、今度は坑口からの潜水調査です。

今回は、実際に潜っていけるのか、潜れるなら、どの程度行けるのか…を探るというのが第一の目標でした。

酸素ボンベやマーカーの関係で、時間の制約がある中での調査でした。

残念ながら、視界が悪く、内部の映像では、何があるのか不明な状態でした。

 

以下、伊左治さんからの報告です。

200m前に進んだが、命綱(マーカー)がそれ以上無くて進まなかった。坑道入口からの潜水調査は可能、遺骨はみつけられる。割とゆるい傾斜だった。深度23m地点まで入った。岸と沖のピーヤの中間点ぐらいはまで入った。複数人で入っても安全性は高まらない。一般のダイバーでは潜水は無理な場所。5cmとか20cmとか見えたり見えなかったりする。泥水で真水。帰りはひどい泥水だった。泳いで混濁した下には色々なものが落ちていた。手で取ったが、遺骨ではなかった。途中までは木枠であることはわかったが、途中からパイプなどいろんなものがあり、木枠が有るのかどうか分からなかった。200m地点まで命綱であるラインを置いてきた。なので次は直ぐにその地点まで行ける。坑道入口が、開いたことによって遺骨回収ができるようになったといえる。遺骨は回収できると思う。奥まで真水。これは大規模な陥没ではないということ。海から海水が染み入って潮のみち引きな連動しているということ。潜水調査は約45分間、命綱の限界で終了し戻ってきた。潜水調査は可能という結論を確認した。

(詳細はYouTube動画で)

マスコミの方々も多く取材に来てくださいました。

 

10月29日には、全国放送で、報道ステーションでも特集を放映して下さっています。

毎日新聞社も、地方版だけでなく、動画配信 → 毎日新聞映像グループ 毎日新聞写真部

地元テレビ局は勿論、各紙も取り上げてくださいました。

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