7月末に坑道内へタンク設置やピーヤ内部へ減圧ステーションを設置し、8月6日からの潜水調査に向けての準備を行う予定でしたが、7月後半に立て続けに発生した台風の影響で、波が高く、ピーヤに近づけません。予定していた日程には全く作業ができない状況となりました。自然相手の作業なのでこれは仕方ありません。
若干の予定の変更はありましたが、地元ダイバー達の努力で、8月6日の潜水調査前8月5日に減圧ステーションの設置を完了し、伊左治さんしかできない坑道内部へのタンク設置作業を8月6日(水)に行いました。
朝10時半過ぎに潜水を開始し、作業は順調に進み、14時頃には浜で報告会がありました。
翌日、8月7日(木)は、伊左治さんの体のため潜水調査はお休みです。この中日を利用して、全国から集まっているジャーナリスト達を招いての「ジャーナリスト討論フェス」を開催しました。
登壇者:井上洋子、安田浩一、青木理、大椿ゆうこ、津田大介、金平茂紀 工藤剛史
MC:八田多江子
オープニング音楽:ハルナユ 「カジマヨ」
参加者は会場100名、オンライン40名。小さな公民館での開催でしたが、とても素晴らしいものになりました。
8月8日(金)。伊左治さんは、ご遺骨に対面できるよう、本坑道を目指しました。朝7時半過ぎに潜水を開始。長時間の潜水予定で、午後2時か3時頃になるよていだが、ご遺骨が見つかったら早めにお昼頃出てくるとの話。ところが、10時半頃、竪坑に戻ってきたとの連絡があり、ご遺骨発見か、トラブルか…。皆、心配しながら浜に集まりました。
浜に戻ってきた伊左治さんの話では、ダイバースーツが木片に引っ掛かり、中に水が溜まってきてこれ以上は危険と判断し、戻ってきたとのこと。しかし、そんな状況でも伊左治さんは本坑道まで到達していたのです。そして、本坑道は崩れていることが判明。残念ながら、このルートではご遺骨があると思われる場所には進めないことが分かりました。しかし、一方で前回、旧坑道でY字と思われていた場所に直線のもう一本の坑道があることが分かったのです。さらに、今回の調査では、立派なレンガの門を旧坑道と本坑道を結ぶ側道で発見しました。
今回、アクシデントがありましたが、これまでの安全対策が伊左治さんの身を守ったことが判明しました。ダイバースーツの下に着るヒーターが低体温症を防ぎ、減圧ステーションがなければ底に沈んでいたという話でした。
本坑道が崩れていたとはいえ、行く手がすべてふさがれたわけではありません。伊左治さんはまだ可能性が残されているということで、調査は継続します。ご遺骨に出会えるあと一歩のところまで来ています。それは確かです。あとは、回数を重ねること、安全性を高めることが重要です!



























